竣工 | : | 1998年 |
所在地 | : | 東京都千代田区 |
用途 | : | 事務所 |
構造 | : | 鉄筋コンクリート造 |
規模 | : | 地下1階、地上6階、塔屋1階 |
面積 | : | 敷地面積 110.5m² 延床面積 460.0m² |
敷地条件 | : | 近隣商業地域 |
構造設計 | : | 井上建築構造設計室 |
設備設計 | : | 郷設計研究所 |
プロデュース | : | エイ・ワン・マネジメント・インク |
担当 | : | 石川 淳 |
掲載雑誌 | : | 新建築 1999年1月号 |
製薬会社としては日本最古の歴史をもつ宇津救命丸株式会社が、創業400年の記念事業として計画した新社屋である。長い伝統を背負いながらも、若々しく家族的な気風をもった会社で、歴史の重みに縛られることのない清新なホームオフィスをつくるという合意の基に設計が開始された。 製薬会社の本社に相応しい、人の健康にとって最良の室内気候をつくることをまず考えたが、それはまた、このビルを他のオフィスビルと差異づける大きな特徴となるだろう。ここでは、OAフロアの二重床内をオンドル坑道として利用した、空気式床放射冷暖房を主力とする熱環境システムを導入している。温度センサーはカーペット裏面に装着されており、この制御方式はおそらく世界ではじめてのものである。